【KIOSTA】インドのエンジニアと社会人3年目がオフショア開発した話

社会人3年目が海外ベンダと協力した開発についてお話します。

こんにちは。「KIOSTA」開発チームの林川です。

前回のブログでは、「KIOSTA」の利用シーンのほか、海外ベンダと協力して開発を進める中での意識のギャップなどについて書きました。

今回は、そうしたギャップをどのように克服してきたのか、いえ、まだ克服はできていないので、そのギャップとどんなふうに向き合っているのか、などについてお話しします。

よろしくお願いします。

使いやすいと感じる「感覚」を明確に言語化

前回のブログで感じたような我々と、海外ベンダとの意識のギャップ・・・、「同じ方向を見て仕事ができていない」ということは、私にとってとてもショッキングなことでしたが同時に、自分のコミュニケーションを省みるきっかけにもつながりました。

私が思うに、日本人同士のコミュニケーションのように「こういうことがやりたいんですよね?」と察してくれるのではないかと、相手に甘えてしまっているところもあったのでしょう。

今でも試行錯誤を続けてはいるものの、誤解や勘違いの余地がないように、自分の考えや、ユーザが使いやすいと感じる「感覚」をより明確に言語化した文章を作って伝えることを心がけることができるようになったのです。

また、ユースケースを例として提示することで、共通認識を持てるようにしているほか、ツールなどもうまく活用して仕組み化することにより、スムーズで漏れのないコミュニケーションが取れるように意識して今は取り組んでいます。

もちろん外国人同士のコミュニケーションにおいては、どちらがいいとか悪いとかではなく、お互いに思いやりを持つことが必要です。

その中で、ユーザにとって快適なサービスを開発することを楽しめるような環境や仕組みを整えていくことが大切だと考えています。

突然のバッティングでも、意思疎通ができた瞬間に心が震えました

あるとき、実装したい2つの機能がバッティングしてしまいました。

2つの機能はトレードオフの関係で、一方を実装すれば、もう一方は実現不可能な状態となり、打開策を見いだせず行き詰まってしまったのです。

すると、外国人エンジニアが「こういうことで困っているのですか? それならこうすればうまくいくのでは」と、目から鱗が落ちるようなアイデアを提案してくれて、見事に解決できたのです。

私はうれしさのあまり「それはすごくいいアイデアだよ!!!!!」と、!マークをたくさん付けて返事をしました。

海外ベンダとの円滑な意思疎通は今も私の課題ではあるものの、気持ちが通じ合えたときの嬉しさはひとしお。

相手からも「Thank you」だけではなく、力をあわせて問題を乗り越えた喜びや、一緒に働けていることへの感謝が込められたメッセージが届きました。

解決策が見つかったことはもちろんうれしかったのですが、日頃「何で伝わらないんだ…」とつらい気持ちになることも多い中、「あぁ、気持ちが通じ合った!」という喜びの方がはるかに大きく、一気に心が晴れていく感覚を味わいました。

街のにぎわい創出にも貢献したい!

オフショア開発を経験したことで、私のコミュニケーションの姿勢はプライベートでも大きく変わったと感じています。

自分の常識と相手の常識は違うんだということを身をもって学んだことで、相手の立場や気持ちを深く考えながらコミュニケーションを取るように意識すること。

そして、このプロジェクトに加わってから、飲食店などでキオスク端末を見ると、無意識のうちに使用感や操作性などを開発者の視点でいろいろとチェックするようにもなりました。

コロナ禍で外出の機会は減少していますが、居酒屋やレストランなどの価値は、食欲を満たすことだけではないはず。人と人が集い、語らう場、人が本来持っている「触れ合いたい」という想いに応える場でもありますよね。

オフショア開発を経験してコミュニケーションの重要性と楽しさを再認識した今、そうした「場」の大切さも必要だと私は痛感しています。

コロナ禍が終息し、にぎわいを取り戻した街の居酒屋などで、メニュー選びなどでみんながワイワイと盛り上がるテーブルの真ん中に「KIOSTA」があれば、開発者としてこんなに嬉しいことはありません。

もちろん、「KIOSTA」の活用シーンは飲食業のみならず広範な分野に及びます!

KIOSTAに欲しい機能について皆様の声もお待ちしています

私たちの「KIOSTA」は、デバイス側のカスタマイズの自由度が高い点に優位性があるサービスです。

例えば、ホーム画面の、「どこに・何を・どんなサイズで表示させるか」といった細部まで設定することが可能で、「この端末をこんなふうに使ってほしい」という管理者側の思いに寄り添って開発しています。

「お客さまの実現したいことを機能として提供する」のが、私たち開発者の信念であり、使命。

サービスをリリースしたあとも、継続的に開発・改善を続けていきます。

ぜひ「こういう機能がほしい」「ここが使いづらい」といったご意見をお聞かせください!

問い合わせに関してはこちらまで

KIOSTAはSaaSポータルブログで!

今回ご紹介したKIOSTAは、SaaSポータルからお申込みが可能です!

現在30日間の無料トライアルも提供していますので、KIOSTAをお試し利用した後にサービスの導入可否を決めて頂くこともできます。サービスの仕様についてもSaaSポータルに掲載しているので、詳しくはSaaSポータルをご確認下さい。

費用については、BCDMと同様に基本サービスが300円/ID、紛失リカバリーが200円/IDとなります。

次回はKIOSTAをどのようなシーンでご利用いただけるかを解説しますので、お楽しみに!